[[赤黒木]]

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programming_algorithm:data_structure:redblacktree [2019/09/13] – [平衡二分探索木] ikatakosprogramming_algorithm:data_structure:redblacktree [2019/11/15] – [平衡二分探索木] ikatakos
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    3    3
  
-こうすると、追加・削除を繰り返しながら「今3番目大きな数字」「今、4より大きい最小数字」などの検索クエリ対応る。+こうすると、追加・削除を繰り返しながらソートされた状態が保たれる。 
 +通常配列ソート状態を保ちつつ追加・削除するには $O(N)$ 必要だが、平衡二分木は期待値 $O(\log{N})$ で可能になる。
  
-しかし、データを追加する順によっては左/右の枝にばかりデータが伸び線形探索と変わらなくなってしまう。+具体的には、例えば以下のことが可能になる。 
 + 
 +  * 左の子→自分→右の子、と通りがけ順に探索することで、小さい順に列挙 
 +  * $k$ 番目に大きい数字の検索 
 +  * $m$ より大きい最小の数字(upper_bound)などの検索 
 +  * ある値を境に木を分割 / ある値未満とある値以上からなる木をマージ 
 + 
 +しかし、データを追加する順によっては左/右の枝にばかりデータが伸びる。これでは検索するにも線形探索と変わらなくなってしまう。
  
     1     1
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 ====赤黒木==== ====赤黒木====
  
-以下を満たすように木を保つ。+平衡探索二分木の一種で、以下を満たすように木を保つ。
  
   * 各ノードを赤と黒で(仮想的に)塗り分ける   * 各ノードを赤と黒で(仮想的に)塗り分ける
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   * 根からそれぞれの葉までの経路上にある黒の個数は等しい   * 根からそれぞれの葉までの経路上にある黒の個数は等しい
  
-ろパターン分けあっややこしけど、平衡がても、限られた3~4ノードの色のパターンを見ることで適切に状態を保てる。+こんなことを決めて何がいいのかと、 
 + 
 +  * これ満たされている木では根から最短経路(黒黒黒……)と最長経路(黒赤黒赤……)の差は2倍を超えないので、ほどよい平衡が保たることが保証さる 
 +  * データを追加したり削除したりするとき、親子で繋がっ直近3~4ノードの色のパターンを見て塗り替えることで状態を維持でき 
 +    * その中だけで状態を解消できないときは親に遡ることはあるが、再帰的に実装できる 
 + 
 +ただ、パターン分けは結構種類があってややこしい
 詳細は参考の1つめのサイトが丁寧に場合分けを説明されている。 詳細は参考の1つめのサイトが丁寧に場合分けを説明されている。
  
行 180: 行 194:
             node[2] = min_node[2]             node[2] = min_node[2]
             node = min_node             node = min_node
 +
 +        # Delete node is root
 +        if not stack:
 +            if node[0][2] == self.EOT:
 +                self.root = node[1]
 +            else:
 +                self.root = node[0]
 +            self.root[3] = 0
 +            return
  
         # Decrease count         # Decrease count
programming_algorithm/data_structure/balancing_binary_search_tree/redblacktree.txt · 最終更新: 2019/11/28 by ikatakos
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