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programming_algorithm:contest_history:atcoder:2019:0106_educational_dp [2019/01/10] – [解法] ikatakosprogramming_algorithm:contest_history:atcoder:2019:0106_educational_dp [2019/01/11] – [解法] ikatakos
行 212: 行 212:
  
 この、○個配ったときの各遷移の各 $j$ につき、$DP[i-1]$ の参照と $DP[i]$ への加算が発生するので、$i-1$ から $i$ への遷移で計算が $K \times a_i$ 回発生することになる。それぞれ上限 $10^5$ なので、間に合わない。 この、○個配ったときの各遷移の各 $j$ につき、$DP[i-1]$ の参照と $DP[i]$ への加算が発生するので、$i-1$ から $i$ への遷移で計算が $K \times a_i$ 回発生することになる。それぞれ上限 $10^5$ なので、間に合わない。
 +
 +  擬似コード
 +  for i in 1..N:
 +      for k in 0..a:
 +          for j in 0..K:
 +              dp[i][j+k] += dp[i-1][j]
  
 ===圧縮=== ===圧縮===
行 229: 行 235:
       |      a1=1      a2=2        a3=3       |      a1=1      a2=2        a3=3
  
 +/*
 なんか規則性がありそう。 なんか規則性がありそう。
  
行 249: 行 255:
  
 よって、累積和でまとめてしまえば、1回の遷移にかかる計算を上限 $K$ 回に省略でき、間に合う。 よって、累積和でまとめてしまえば、1回の遷移にかかる計算を上限 $K$ 回に省略でき、間に合う。
 +*/
 +
 +$a_3$ に着目すると、
 +
 +  * $j=0~3$ に $DP[2][0]=1$ を加算
 +  * $j=1~4$ に $DP[2][1]=2$ を加算
 +  * $j=2~5$ に $DP[2][2]=2$ を加算
 +  * $j=3~6$ に $DP[2][3]=1$ を加算
 +
 +という区間加算で表される。よって、いもす法による累積和で高速化できる。
 +
 +  * $DP[3][0]$に1、$DP[3][4]$に-1を加算
 +  * $DP[3][1]$に2、$DP[3][5]$に-2を加算
 +  * $DP[3][2]$に2、$DP[3][6]$に-2を加算
 +  * $DP[3][3]$に1、$DP[3][7]$に-1を加算
 +  * $DP[3]$の累積和を取る
 +
 +ここで、正の加算の部分はそのまま$DP[2]$で流用でき、負の部分は$DP[2]$を$a_i+1$だけずらして正負逆転させたものに一致する。
 +
 +よって、計算量を上限$K$回の減算+累積和の計算に省略でき、間に合う。
  
 <sxh python> <sxh python>
行 265: 行 291:
 print(dp[k]) print(dp[k])
 </sxh> </sxh>
 +
 +このような行列同士の四則演算はNumPyを使いたくなるけど、一括で累積和を計算したらオーバーフローを起こすのか、WAになってしまった。
 +
 +う~ん、$K$の上限が$10^6$で、各項が剰余を取って$10^9+7$未満なので、最大でも$10^{15}$強にしかならないはずなんだけどなあ。WAの原因は他にあるのだろうか。
 +
 +
 +
programming_algorithm/contest_history/atcoder/2019/0106_educational_dp.txt · 最終更新: 2019/01/21 by ikatakos
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