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[[https:// | [[https:// | ||
- | Googleが提供しているクラウド仮想環境サービス。AmazonのAWS, EC2と似ている。 | + | Googleが提供しているクラウド仮想環境サービス。AmazonのAWS EC2と似ている。 |
- | スペックは多少弱いが、制限内でマシンがずっと無料で使える。素晴らしい。(正確には規約が変更されるまで) | + | スペックは多少弱いが、規約が変更されない限り、一定の制限内でマシンがずっと無料で使える。素晴らしい。 |
- | [[https:// | + | * [[https:// |
<WRAP center round box 90%> | <WRAP center round box 90%> | ||
+ | 無料の条件 | ||
+ | |||
* 1 つの f1-micro VM インスタンス(1 か月あたり、バージニア州北部を除く米国リージョン) | * 1 つの f1-micro VM インスタンス(1 か月あたり、バージニア州北部を除く米国リージョン) | ||
* 30 GB の HDD 永続ディスク ストレージ(1 か月あたり) | * 30 GB の HDD 永続ディスク ストレージ(1 か月あたり) | ||
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- | これを無料サーバとして運用してみる。 | + | これをレンタルサーバとして運用してみる。 |
=====雑感===== | =====雑感===== | ||
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無料のレンタルサーバもあるが、よく落ちたり、広告が挿入されたり、PHP, | 無料のレンタルサーバもあるが、よく落ちたり、広告が挿入されたり、PHP, | ||
- | < | ||
====金額==== | ====金額==== | ||
- | レンタルサーバも十分に安いが、無料というのは大きい。ただし、使うためにはクレジットカードの登録は必要。 | + | |
+ | レンタルサーバも十分に安いが、インスタンスが無料というのは大きい。ただし、使うためにはクレジットカードの登録は必要。 | ||
無料である一方で、無料分を超えた金額は決して安くは無いので、管理や情報収集を怠ると、いつの間にか無料の制限が変わって課金が発生していたとか、脆弱性を突かれて意図せず踏み台に使われ通信量が数百GBに及んでいたとか、そういう上限の無いリスクはある。 | 無料である一方で、無料分を超えた金額は決して安くは無いので、管理や情報収集を怠ると、いつの間にか無料の制限が変わって課金が発生していたとか、脆弱性を突かれて意図せず踏み台に使われ通信量が数百GBに及んでいたとか、そういう上限の無いリスクはある。 | ||
月の課金額が設定した目安に近づいたとき、メールで知らせてくれるサービスもあるので、利用しておくと少しは安心。 | 月の課金額が設定した目安に近づいたとき、メールで知らせてくれるサービスもあるので、利用しておくと少しは安心。 | ||
+ | |||
+ | 普通にWebサイトの公開運用していると、アクセスの少ないサイトでもネットワーク通信(下り)代として数十円/ | ||
+ | 画像を多用したサイトでそこそこアクセス数があったら、下手したら格安レンタルより高くなるかも? | ||
====自由度==== | ====自由度==== | ||
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レンタルサーバと比較して、サーバ構成の自由度は格段に高い。ApacheやPHP、データベースの選択から設定まで好きに出来る。 | レンタルサーバと比較して、サーバ構成の自由度は格段に高い。ApacheやPHP、データベースの選択から設定まで好きに出来る。 | ||
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====速度==== | ====速度==== | ||
===マシンスペック=== | ===マシンスペック=== | ||
- | 無料枠で選べるf1-microは、メモリ600MB、0.2vCPUと、お世辞にも良いとは言えないスペック。(もちろん、それでも無料で使えるというのは有難いこと) | + | 無料枠で選べるf1-microは、メモリ600MB、0.2vCPUと、お世辞にも良いとは言えないスペック。 |
- | プログラムのビルドなど、重い処理させたらすぐに遅くなるし、メモリ食いつぶすとスワップの連続でマシンごと止まってしまう。 | + | プログラムのビルドなどがっつり計算させる用途ではない。 |
とはいえ、WebサーバとしてDokuwikiくらいのPHPを処理させるのであれば全然問題ない。万一アクセス集中があると怖いので、別に一時的に繋がらなくなっても平気な個人サイトなら、Apacheで同時接続数制限をかけておくと安心。 | とはいえ、WebサーバとしてDokuwikiくらいのPHPを処理させるのであれば全然問題ない。万一アクセス集中があると怖いので、別に一時的に繋がらなくなっても平気な個人サイトなら、Apacheで同時接続数制限をかけておくと安心。 | ||
+ | |||
+ | また、Linuxのupgradeの際なんか、たまに Cannot allocate memory が発生するので、その際は一時停止してマシンタイプをg1-smallなど1つ上のものにしてから行う。 | ||
===サーバの立地=== | ===サーバの立地=== | ||
行 68: | 行 76: | ||
===ドメイン=== | ===ドメイン=== | ||
- | 「%%http:// | + | 「%%http:// |
サーバがネットワーク上の「土地」なら、IPアドレスやドメインは「土地の場所を指し示す」もの。その中で、数字だけで表されるIPアドレスは「緯度経度」といったところか。一応場所は特定できるのだが、人間にはわかりづらい。そこで、日本国、東京、○○区、と名前を付けたのがドメインであり、「住所」に相当する。 | サーバがネットワーク上の「土地」なら、IPアドレスやドメインは「土地の場所を指し示す」もの。その中で、数字だけで表されるIPアドレスは「緯度経度」といったところか。一応場所は特定できるのだが、人間にはわかりづらい。そこで、日本国、東京、○○区、と名前を付けたのがドメインであり、「住所」に相当する。 | ||
行 89: | 行 97: | ||
Apacheにも仮の証明書は付属しているが、それ使ってると最近のブラウザでは「ちゃんとした証明書じゃないよ」と警告が出る。大半のユーザは細かいことわかんないので、警告が出たってことだけで危ないサイトだと思われてしまう。それは避けたいし、警告出すくらいならそもそもSSL使わない方がよい。 | Apacheにも仮の証明書は付属しているが、それ使ってると最近のブラウザでは「ちゃんとした証明書じゃないよ」と警告が出る。大半のユーザは細かいことわかんないので、警告が出たってことだけで危ないサイトだと思われてしまう。それは避けたいし、警告出すくらいならそもそもSSL使わない方がよい。 | ||
- | なので結局、GCE自体は無料とは言え、Webサーバとして運用するならドメイン(と任意でSSL証明書)は自前で必要になる。ドメインは月額換算¥100くらいか。 | + | なので結局、GCE自体は無料とは言え、Webサーバとして運用するならドメイン(と任意でSSL証明書)は自前で必要になる。ドメインは.comなら月額換算¥100くらいか。.jpは信頼性が高い分価格も高くて¥3000~4000くらい。 |
レンタルサーバでは、共有ではあるがこの辺が付いてくるのが強い。 | レンタルサーバでは、共有ではあるがこの辺が付いてくるのが強い。 |