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VSTの整理法

VSTフォルダは、気をつけていないとすぐ中身がごちゃごちゃになる。様々なベンダーが個々の管理方法を使ってインストールするため、統一されない。また、フリーでも多くのプラグインがあり、ちょっと試してを繰り返していると何が何か分からなくなる。自分は要らないものまで取っておく“捨てられない病患者”だから尚更である。

32bit用と64bit用があり、32bit環境から64bitプラグインを読み込もうとしてエラーになったり、逆に64bitプラグインがあるのに32bitも読まれてVST一覧にダブって表示されたり、あるいは過去にインストールしたプラグインがどこにあるか見つけづらかったり。

それらをできるだけ解消するにはどうすればいいか。いろいろ考えて今とっている方法。導入コストの割に恩恵があるかは微妙なところだが、アップデータのないプラグインの手動更新が楽になったり、過去に導入済みのプラグインを忘れて別の場所に複数インストールしてしまう事故は減らせる。もっと賢い方法があるかも知れない。

整理のためにフォルダを移動させる場合、レジストリなどにデータフォルダのパスを書き込んで利用しているプラグインは正常に動かなくなる可能性がある。正しく使うにはレジストリを書き換えることになる。大抵はベンダー名やプラグイン名でレジストリ検索すれば見つかる。レジストリを使うVSTも参照。

前提

フォルダ階層

直下

VST Plugins
∟x86-only
∟x86
∟x64
∟temp
∟(Mac)

まず、使える環境で分類。32bitしか提供されていないものはx86-onlyフォルダへ。32bitと64bitが提供されていれば、それぞれをx86フォルダとx64フォルダへ。

これによって、64bit環境のDAWからは、x64フォルダ(と、Bridgeによって32bitプラグインも使えるならx86-onlyフォルダ)を読み込み、32bit環境のDAWからはx86とx86-onlyフォルダを読み込めばよいことになる。

tempは、インストーラからしかインストールできないプラグインの一時インストール場所。ここにインストールした後で各フォルダに振り分けていく。

2階層目

ベンダ名で分類。「synth1」なら「Daichi」など。

DownloadページやReadmeを見ると大抵書いてあるが、たまに不明なものもある。そういうプラグインは「unknown」フォルダを作ってそこに入れる。

他の観点からの分類方法もあるだろうが、探しやすさと、分類にかかる手間を考慮した結果、ベンダ名による分類がもっともパフォーマンスがよいと感じた。

3階層目

VST名で分類。

dllが裸で提供されているようなフリーのプラグインでも、個別にフォルダを作って入れる。気分の問題。

過去に取っていてやめた方法

使用用途による分類

「piano」「synth」「rhythm」や、「compressor」「limitter」など、プラグインの使用用途による分類はあまり役に立たなかった。

FenrirFSなどの、ファイルにタグを付けて管理できるソフトを利用すると、付けるタグを一つに絞りきらなくてよいのでメリットが生きてくる。使用用途による分類はフォルダで行うのではなく、こうした専用ソフトを利用した方がよい。

ファイル管理ソフトを利用するならベンダによる区別も必要ないかも知れないが、普段からソフトを使っているわけではないので、ちょっと内容を確認したいだけならいちいち起動するのが煩わしい時もある。

VSTeとVSTiの分類

VSTには、音の波形を受け取って処理するVST effectと、MIDI信号を受け取って音を出すVST instrumentに分かれている。

この分類は、「自身がどちらであるか」という情報をプラグイン自身が持っているので、迷うことはない。しかしeffectもinstrumentもその内容は多岐にわたり、これで分類したからといって特にメリットがない。

どちらのフォルダも様々なプラグインで溢れ、「目的のプラグインを探しやすい」と言うためにはカテゴリが大きすぎて役に立たない。かえってVSTeもVSTiも出しているベンダのフォルダが二つに分かれてしまう。