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programming:web_development:server:google_compute_engine [2019/03/17] – [Google Compute Engine] ikatakosprogramming:web_development:server:google_compute_engine [2019/03/17] – [ドメインとSSL証明書] ikatakos
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 </WRAP> </WRAP>
  
-これを無料サーバとして運用してみる。+これをレンタルサーバとして運用してみる。
  
 =====雑感===== =====雑感=====
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 <del>一昔前はサーバに要求する水準が低かったので(個人サイトにPHPとか必要なかったし)無料サーバでも十分だった印象があるんだけど、最近は無料でもそれなりの機能が要求され、情報保護も叫ばれるためこまめな管理も必要になり、広告代で賄うにも単価が下がり、利益を出すのがなかなか難しいんじゃないかという勝手な想像。</del> <del>一昔前はサーバに要求する水準が低かったので(個人サイトにPHPとか必要なかったし)無料サーバでも十分だった印象があるんだけど、最近は無料でもそれなりの機能が要求され、情報保護も叫ばれるためこまめな管理も必要になり、広告代で賄うにも単価が下がり、利益を出すのがなかなか難しいんじゃないかという勝手な想像。</del>
 +
 ====金額==== ====金額====
-レンタルサーバも十分に安いが、無料というのは大きい。ただし、使うためにはクレジットカードの登録は必要。+レンタルサーバも十分に安いが、インスタンスが無料というのは大きい。ただし、使うためにはクレジットカードの登録は必要。
  
 無料である一方で、無料分を超えた金額は決して安くは無いので、管理や情報収集を怠ると、いつの間にか無料の制限が変わって課金が発生していたとか、脆弱性を突かれて意図せず踏み台に使われ通信量が数百GBに及んでいたとか、そういう上限の無いリスクはある。 無料である一方で、無料分を超えた金額は決して安くは無いので、管理や情報収集を怠ると、いつの間にか無料の制限が変わって課金が発生していたとか、脆弱性を突かれて意図せず踏み台に使われ通信量が数百GBに及んでいたとか、そういう上限の無いリスクはある。
  
 月の課金額が設定した目安に近づいたとき、メールで知らせてくれるサービスもあるので、利用しておくと少しは安心。 月の課金額が設定した目安に近づいたとき、メールで知らせてくれるサービスもあるので、利用しておくと少しは安心。
 +
 +普通にWebサイトの公開運用していると、アクセスの少ないサイトでもネットワーク通信(下り)代として数十円/月の課金は発生するので、完全に無料というわけでは無い。
 +画像を多用したサイトでそこそこアクセス数があったら、下手したら格安レンタルより高くなるかも?
  
 ====自由度==== ====自由度====
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 ====速度==== ====速度====
 ===マシンスペック=== ===マシンスペック===
-無料枠で選べるf1-microは、メモリ600MB、0.2vCPUと、お世辞にも良いとは言えないスペック。(もちろん、それでも無料で使えるというのは有難いこと)+無料枠で選べるf1-microは、メモリ600MB、0.2vCPUと、お世辞にも良いとは言えないスペック。
  
-プログラムのビルドなど、重い処理させたらすぐに遅くるし、メモリ食つぶすとスワップの連続でマシンごと止まってしまう+プログラムのビルドなどがっつり計算させる用途ではない。
  
 とはいえ、WebサーバとしてDokuwikiくらいのPHPを処理させるのであれば全然問題ない。万一アクセス集中があると怖いので、別に一時的に繋がらなくなっても平気な個人サイトなら、Apacheで同時接続数制限をかけておくと安心。 とはいえ、WebサーバとしてDokuwikiくらいのPHPを処理させるのであれば全然問題ない。万一アクセス集中があると怖いので、別に一時的に繋がらなくなっても平気な個人サイトなら、Apacheで同時接続数制限をかけておくと安心。
 +
 +また、Linuxのupgradeの際なんか、たまに Cannot allocate memory が発生するので、その際は一時停止してマシンタイプをg1-smallなど1つ上のものにしてから行う。
  
 ===サーバの立地=== ===サーバの立地===
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 ===ドメイン=== ===ドメイン===
-「%%http://__○○.jp__/koko/soko/asoko.html%%」の下線部分がドメイン。GCEからは、ドメインではなく「xxx.xxx.xxx.xxx」という4つの数字で表される"外部IPアドレス"しか得ることはできない。+「%%http://%%__○○.jp__%%/koko/soko/asoko.html%%」の下線部分がドメイン。GCEからは、ドメインではなく「xxx.xxx.xxx.xxx」という4つの数字で表される"外部IPアドレス"しか得ることはできない。
  
 サーバがネットワーク上の「土地」なら、IPアドレスやドメインは「土地の場所を指し示す」もの。その中で、数字だけで表されるIPアドレスは「緯度経度」といったところか。一応場所は特定できるのだが、人間にはわかりづらい。そこで、日本国、東京、○○区、と名前を付けたのがドメインであり、「住所」に相当する。 サーバがネットワーク上の「土地」なら、IPアドレスやドメインは「土地の場所を指し示す」もの。その中で、数字だけで表されるIPアドレスは「緯度経度」といったところか。一応場所は特定できるのだが、人間にはわかりづらい。そこで、日本国、東京、○○区、と名前を付けたのがドメインであり、「住所」に相当する。
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 Apacheにも仮の証明書は付属しているが、それ使ってると最近のブラウザでは「ちゃんとした証明書じゃないよ」と警告が出る。大半のユーザは細かいことわかんないので、警告が出たってことだけで危ないサイトだと思われてしまう。それは避けたいし、警告出すくらいならそもそもSSL使わない方がよい。 Apacheにも仮の証明書は付属しているが、それ使ってると最近のブラウザでは「ちゃんとした証明書じゃないよ」と警告が出る。大半のユーザは細かいことわかんないので、警告が出たってことだけで危ないサイトだと思われてしまう。それは避けたいし、警告出すくらいならそもそもSSL使わない方がよい。
  
-なので結局、GCE自体は無料とは言え、Webサーバとして運用するならドメイン(と任意でSSL証明書)は自前で必要になる。ドメインは月額換算¥100くらいか。+なので結局、GCE自体は無料とは言え、Webサーバとして運用するならドメイン(と任意でSSL証明書)は自前で必要になる。ドメインは.comなら月額換算¥100くらいか。.jpは信頼性が高い分価格も高くて¥3000~4000くらい
  
 レンタルサーバでは、共有ではあるがこの辺が付いてくるのが強い。 レンタルサーバでは、共有ではあるがこの辺が付いてくるのが強い。
programming/web_development/server/google_compute_engine.txt · 最終更新: 2021/10/03 by ikatakos
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