Google Compute Engine の N2 マシンタイプ
2019秋頃?からいつの間にかできてた。
CPUとして Cascade Lake を使えるようになって、全体的なパフォーマンスが向上したらしい。
旧来のマシンタイプはN1と名称づけられているが、そちらはSkylake、Broadwell、Haswell、Ivy Bridge、Sandy Bridgeあたりが使われる。(マシンスペックにより違うと思われる)
ただし、N2の最低スペックは汎用で「n2-standard-2: 2基のvCPUと8GBのメモリ」でありちょっと高め。 N1(旧来)にあった「n1-standard-1: 1基のvCPUと3.75GB のメモリ」や、 実質的な無料枠の対象である「f1-micro: 0.2基のvCPUと0.60GBのメモリ」は選択できないっぽい。
トラブルメモ
トラブルというほど深刻なものでもないが。
N1(f1-micro)で運用していたインスタンスを、お試しでN2(n2-standard-2)に一旦変更・起動した後、元に戻そうとした時、設定の変更ができなくなった。
タイミングとしては、インスタンスの設定を編集し、「保存」を押した時。以下のエラーが出る。
リクエストに次の無効な引数が含まれています: 「The selected machine type (f1-micro) is not compatible with CPU platform cascadelake」エラーコード: 「badRequest」
ただ単にマシンタイプを“N1”に、インスタンスタイプを“f1-micro”にしただけなのだが、どうもそのままではCPUプラットフォームを最新のを使う設定で保存しようとしているらしい。
設定画面の「マシンの構成」の下に「CPUプラットフォームとGPU」というのがあるので、そこでプラットフォームを設定する。
結論としては、以下の手順を踏むことで、変更に成功した。
- いったん、N2のまま、プラットフォームだけを「自動」にして保存
- その後、マシンタイプとインスタンスタイプを変更して保存
一方、以下の手順では無理だった。
- マシンの構成の変更と同時に、CPUプラットフォームを「自動」などその他の値にして保存