Windowsを想定。
Microsoft Officeでは、フォント、サイズ、配色、図形などいろいろ「規定の設定」を変更できるところがある。
今の設定を保存して、いつでも新規作成した時に今の状態が規定になってほしい、と思った時にそれを実現する方法。
ひとくちに「新規作成」と言っても2通りあり、別々に設定する必要がある。
PowerPointなども同様。
まず、空のファイル上で、フォントや配色テーマなどを自分好みに設定する。
終わったら、今の状態をテンプレートとして保存する。例えばPowerPointなら、[名前を付けて保存]→[PowerPointテンプレート (*.potx)] を選択する。
保存場所は、特に変なことしてなければテンプレートの保存を選んだ時点で「C:\Users\(USER_NAME)\AppData\Roaming\Microsoft\Templates\
」が指定されると思うので、そこに保存する。
保存する名前を、「blank.(各アプリのテンプレート用拡張子)」とする。例えばPowerPointなら「blank.potx」とする。既に存在した場合は、念のため既存の方を「blank.potx.bak」などと名前を変えてバックアップしておく。
これで、次以降の新規作成では、blank.potxが適用された状態で新規ファイルが作られる。
まず、空のファイル上で、フォントや配色テーマなどを自分好みに設定し、それを普通のファイル(PowerPointなら.pptx)として保存する。名前は自由。
このファイルをある場所に配置する。実はエクスプローラ上の右クリックから新規作成で作られるファイルは、ある場所に存在するファイルのコピーである。
その場所とは、レジストリの以下の場所に登録されている
HKEY_CLASSES_ROOT\.xlsx\Excel.Sheet.12\ShellNew\FileName
HKEY_CLASSES_ROOT\.pptx\PowerPoint.Show.12\ShellNew\FileName
場合によっては相対パスが登録されているかも知れない。その場合、一般的には「C:\Windows\ShellNew\
」以下にある。
そのレジストリキーが示すファイルの場所に、先ほどのファイルを配置する。とりあえず既存のものは「○○.OLD」などとバックアップを取っておく。
C:\Windows\ShellNew\
の場合、ファイルのコピーや名称変更に管理者権限が必要になる。
これで、次にエクスプローラから新規作成を行った時、自分好みに設定後のファイルが作成されるようになる。