たとえば X1=5 のとき、一度 “1” を置いたら、“5” を置くまで、次に “1” をおくことはできない。
M の値が小さいのが取っかかり。
たとえば、S={1,2,5,7} とすると、DP[i−1,S] の状態からは、Ai には4種類の数字を置ける。
i-1 i ... 1 3 6 ? ← 1 or 2 or 5 or 7 を置ける
Yi を、「Xj=i であるような j の集合」とし、前計算しておく。 (意味合い的には、i を置いたら次以降に置いて大丈夫になる数字)
Ai に k を置くとすると、DP[i,S∖{k}∪Yk]+=DP[i−1,S] というように遷移できる。
2M 通りにつき、“1”が立ってるbitからそれぞれ遷移できて、それを N 回繰り返すので、計算量は O(NM2M)
要は、ゲームなんかであるファストトラベル的なイメージ。
既に訪れたことのある頂点を同時に1つまで登録でき、いつでもそこにノーコストで戻れる。
登録の上書きもできるが、そうすると以前登録されていた頂点は失われてしまう。
開始頂点を根とした木DPで解ける。
探索は根から葉へ進む。基本的に、木の頂点を全て巡る移動といえばオイラーツアーのようになる。
ゲートは既に訪れた頂点を登録できるので、 オイラーツアーのコストの内、「ある頂点にゲートを設置しておき、その子の部分木を全て探索し終わったら、戻るのに必要なコスト」を節約するという使い方となる。
: ●←ゲート /\ ● ○ ゲートの位置まで戻るコスト3を、 /\ ゲートを設置することで節約できる ●● | ●←駒
(u) / \ (v) (w)
u にゲートを置き、v 以下の探索が終わったら戻るのに使おうと思うと、 v 以下の探索の過程ではゲートを1回も使うことはできない。
ただ、v では使わなくても、兄弟である w 以下では使うことができる。
w から v に移動するとき(または探索順は逆でもいいが)、u を経由するので、その時に再設置できる。
兄弟間は独立に、「親にゲートを設置して戻るのに使う」のか、「自分以下の部分木内で使う」のかを選べる。
(または、u より上位の頂点 x にゲートを設置する場合は v,w のいずれでも使うことはできないが、その場合のコストは、x でDPを計算する際にまとめて算出できる)
以下の木DPをする。
問題の設定では、全てを黒で塗りおえたら、開始頂点に戻らずそこで終えてよい。
木DPでは、基本的には親に帰らないといけないので v まで戻るコストを考慮するが、
最後だけは、「全て塗りおえてから、根に戻るコスト」を省略できる。
sv は、それを考慮するものとなる。
頂点 DP[u] を求めたい場合、まず子ごとに寄与を計算する。
子 v が DP[u] に寄与する分をそれぞれ、p′uv,q′uv,r′uv,s′uv とする。
これらを兄弟間で統合したものが、DP[u]となる。
最終的に、根を k として、pk−sk が、開始頂点を k とした場合の答えとなる。