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AtCoder Regular Contest 140 D問題メモ

AtCoder Regular Contest 140

D - One to One

D - One to One

問題文

制約

解法

無向Functional Graphなので、各連結成分は1つだけ閉路を持つ。
逆に言うと「閉路の個数=連結成分の個数」なので閉路を数えることとしてよい。この問題はその方が考えやすい。

まず、-1 以外の辺をUnionFind等で結合する。(ここでの暫定的な連結成分を、“準連結成分”と呼ぶことにする)
各準連結成分は「①:-1の頂点を含まない、閉路を1つ含む準連結成分(俗称なもりグラフ)」と 「②:-1を1つだけ含む、木状の準連結成分」に分類される。

①の個数を $X$、②の個数を $Y$ として、②をつなぎに行く先で $N^Y$ 通りのパターンがある。

①同士はどうやっても最終的に同じ連結成分になることはないので、$X \times N^Y$ 個はもう確定している。
②同士のみをつないだ連結成分が追加で何個できますか、という問題となる。

「1個できるのが○パターン、2個できるのが○パターン、、、」を求めるのは難しいので、主客転倒する。
「閉路を構成するような準連結成分の組」を1つ固定し、それが何個のパターンで計上されるかを、全ての組について足し合わせる。

ここで、②のみからなる「連結成分を構成する準連結成分の組」を固定しても、その個数をうまく計算するのは難しい。
②のみからなる「閉路を構成する組」を固定すると、計算しやすくなる。
後からその閉路に他の②がつなぎに来てもよいが、それは固定の対象としない。

②の準連結成分に順番を付け、頂点数をそれぞれ $B_1,B_2,...,B_Y$ とする。
また、閉路を構成する組 $I=(i_1,i_2,...,i_k)$ を1つ固定する。

これらをかけあわせた結果が $I$ に対する答えで、考えられる全ての $I$ について総和を取ると全体の答えとなる。

ここで、ⅰとⅲはサイズ $k$ にしか依存しないので、これを基準にまとめることを考えると、

ⅱの総和を $k$ ごとにまとめて計算できればよい。

で、これはDPで $O(N^2)$ だったり、畳み込みを使って $O(N \log^2{N})$ などで求められる。

Python3