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E - Level K Palindrome - 第二回日本最強プログラマー学生選手権

E - Level K Palindrome

問題

解法

レベル1の回文で同じにならないといけない文字を考えると、以下のようになる。

|S| = 18 とすると、同じ高さになったindexの文字は同じである必要がある

0                                                 17
   1                                           16
      2                                     15
         3                               14
            4                         13
               5                   12
                  6             11
                     7       10
                        8  9

レベル2の回文では、さらに以下の文字が同じである必要がある。

0                       8  9                      17
   1                 7       10                16
      2           6             11          15
         3     5                   12    14
            4                         13

レベル3では

0        3     5        8  9       12    14       17
   1  2           6  7       10 11          15 16
            4                         13

レベル4……と思いきや、これはレベル5

0  1  2  3     5  6  7  8  9 10 11 12    14 15 16 17
            4                         13

各表現は、最初の折り返し直前までの文字列(レベル1なら 012345678、レベル2なら 0123、レベル3なら 01)がレベル0である(回文でない)ことを前提としているが、 レベル4のように折り返し直前までの文字列が1文字だけになったら、これはレベル1の文字列となってしまう。

よってその場合のみ、レベルが1ずれる。レベル4の文字列は作るのが不可能となる。またレベル6以上も長さ18の $S$ では作るのが不可能とわかる。

一般に、$|S|$ を2で割っていって、「1以外の、0になるまでのレベル」を作ることができる。

レベル   0   1   2   3   4   5   6   7
        18   9   4   2   1   0
作れる   o   o   o   o   x   o   x   x   ...

このように同じにならなければならない箇所は $S$ の中身によらず、$K$ と $|S|$ のみから決まるので、まずそれを求める。
(考えるのが面倒だったのでUnion-Find木を使ったが、多分ちゃんと計算すれば $O(|S|)$ で求められるはず)

そして、同じグループごとに $S$ から文字の出現回数を数えて、元からあるのが一番多い文字にそろえるのが、変更が一番小さくなる。

しかし、「ちょうど」レベル $K$ にしなければいけない。

レベルが過剰になってしまうというのは、たとえば上記の例でレベル2にしたいのに、 一番多い文字を採用すると $S_{0~3}$ が回文になってしまうようなケース。その場合レベル3以上となってしまう。

そのため、各グループ「何の文字に変更したか」「1番目でなく2番目に出現回数の多い文字を採用した場合、書き換える必要のある文字数は1番目を採用した場合から何文字増えるかの差分」を記録する。

回文となってはいけない場所が、変更の結果、回文となってしまっていないか確認し、 なっているなら差分のうち一番小さいものを2番目の文字に書き換えて回文を崩す。

そうするとちょうどレベル $K$ が保証される。

Python3