個人的にはテンキーやファンクションキーは独立したものが好みだが、それはそれとしてHHKB、打鍵心地がとても好き。
各質問に O(1) とかその辺で答える必要がある。結構場合分けが面倒くさい。
まず、N<A+B の場合、どうあがいても重ならずに置けないので0。以下それ以外とする。
プロペラみたいに分割すると重複無く数えられる。
●●○○○○ ●●○○○○ ●●○○○○ ●●赤赤■■ ●●赤赤■■ □□□□■■
全ての赤の位置に対して、「■の中に青が置かれる」「○と■にまたがって青が置かれる」パターン数を数えると、その合計の4倍が答えとなる。 (●、○、□に置かれるパターン数は、これを回転させたものと合致し、それぞれ同数だけ存在する)
A<B だと A より前に B が下端の制約を受けるので、場合分けが増えてしまう。A≥B とする。
赤を上から p、左から q の位置に置くとすると、(p=0~N−A,q=0~N−A−B)
青は、縦 N、横 N−q−A の範囲からはみ出さないような位置に置ける。
B−1∑p=0N−A−B∑q=0(N−B+1)(N−q−A−B+1)
Wolfram Alpha先生で式変形すると、以下のようになる。
12B(N−B+1)(N−A−B+2)(N−A−B+1)
青は、縦 N−p+B−1、横 N−q−A の範囲からはみ出さないような位置に置ける。
N−A∑p=BN−A−B∑q=0(N−p)(N−q−A−B+1)=14(N−A−B+2)(N−A−B+1)2(N+A−B)
これを計算して合計して4倍すればよい。
'.
' が空きマスで '#
' が壁典型的な、“縦に見るものを横に見る” 問題。
「このマスが照らされるような置き方の個数」を、全ての空きマスについて合計すると、それが答えとなる。
あるマスから上下左右に繋がる空きマスの個数を L とすると、この中のどれか一つさえ照明が置かれていれば、そのマスは照らされることになる。
│ │ ──○─ │
少なくともどれか1つに置かれる場合は 2L−1 通り。また、これに関わらない他の空きマスはどうなっていてもよいので、2K−L 通り。
これを掛け合わせた (2L−1)2K−L が、あるマスが照らされる置き方の個数となる。
L の求め方は、空きマスが横にいくつ連続するか、縦にいくつ連続するかをそれぞれ個別に求めておくと、その合計-1が L となる。
2000×2000 のグリッドを何回か走査することになるので、素のPythonだと厳しい。NumbaやPyPyなどを使った方がよい。
このあたりがポイントとなる。
以下の2つの確率変数があったとき、L,R に出現する値で区切る。
i 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 |--------------| 2 |--------------------| ↓ |-----|--------|-----------|
区間毎に、「全ての確率変数が、その区間内の実数 x 以下の値を取る場合の確率」を、多項式で表現できる。(f(x) とする)
1つの確率変数についてみれば、
これを掛け合わせたのが、全体の確率となる。
i 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 |--------------| 2 |--------------------| |-----|--------|-----------| x-1 x-1 変数1 ----- ----- 1 6-1 6-1 x-3 x-3 変数2 0 ----- ----- 10-3 10-3 かけあわせる↓ (x-1)(x-3) x-3 各区間の 0 ------------ ----- f(x) (6-1)(10-3) 10-3
最初に L,R で区切ったのは、各確率変数がそこで滑らかでなくなり、それを掛け合わせた f(x) も滑らかでなくなるから(滑らかでないと微分できない)。
さて、これはあくまで x 以下の確率なので、x ちょうどになる確率1)を求めたい。
これは微分した式 f′(x) がそれに当たる。
求めるのは期待値なので、xf′(x) が、「最大値が x だった場合に答えに寄与する値」となる。
これを、今度は積分を取ると、「区間全体が答えに寄与する値」を求められる。
よって、区間の両端を [P,Q) とすると、以下の式を区間毎に計算し、合計したもの(に、かけろと言われている数をかけたもの)が答えとなる。
実装上は、多項式を表現できるクラスを作っておいて、
等ができるようにしておくと、f(x)=1 で初期化しておいて、区間 [P,Q) を昇順に
とすればよい。